ウイグル暴動、自治区主席が談話で海外組織を非難 ウイグル人組織は「虐殺に抗議」
2009年 7月 06日(月曜日) 15:09
6日付新華社によると、新疆ウイグル自治区のヌル・ベクリ主席は同日朝、5日夜に同自治区ウルムチ市で起きた暴動について「海外からの指揮による組織的な破壊・略奪事件だ」と指摘、非難する談話を発表した。
香港メディアなどの報道によると暴動は5日夜、約3000人のウイグル人が約1000人の警官と衝突して起きたもので、商店が破壊されたり、自動車が放火されるなどの被害が出た。この騒ぎで約300人が逮捕され、数人が死亡。暴動のきっかけは、6月、広東省の玩具工場でウイグル人と漢族の従業員らの乱闘が起きた際、ウイグル人2人が死亡したことだという。新華社通信は、在外ウイグル人組織の「世界ウイグル会議」が、インターネットなどを通じて「勇気を持て」とのメッセージを発し、今回の暴動を扇動したと伝えている。
ヌル・ベクリ主席は談話で「在外勢力が6月の事件を利用し、真相を知らない民衆を扇動して民族の団結を破壊、中国当局を攻撃した」と、名指しではないものの「世界ウイグル会議」を強く非難した。
一方、世界ウイグル会議の傘下組織である日本ウイグル会議は、公式ウェブサイトを通じて世界ウイグル会議による声明を発表した。「東トルキスタンで発生した虐殺事件に関する声明」と題したもので、「広東省で発生した悲惨な虐殺事件、そして長く続いてきたウイグル人に対する民族的虐殺に抗議するため、ウイグル民族がウルムチの中心地4か所に集まり計1万人が参加し、平和的なデモで自らの不満を表した。しかしこのデモは多数の警察、軍や車両の出動で武力的鎮圧を受けた」と、暴動の経緯を説明。武力鎮圧で100人以上が死亡、多数が負傷したとしている。ウイグル自治区では5日夜からアクス県でもデモが行われたという。 【 中国 社会 のページへ 】
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