【8日香港市場より】金価格1000ドル突破に追随、後場から金関連株軒並み高騰
2009年 9月 09日(水曜日) 12:26
◆情報提供:ファースト証券(香港)◆
8日、香港時間の午後2時すぎ、ロンドン市場で金のスポット価格が1オンス1000米ドルの大台に乗ったのを受け、午後2時半から始まった香港市場の後場では、紫金礦業(2899)、招金礦業(1818)、瑞金礦業(246)といった金鉱山株や、金のETF「SPDR金ETF」(2840)が高騰した。年末には1オンス1200米ドルまで上昇するとの見方もあり、金関連株にも注目が集まる。
おりしも、香港の2大経済紙、「信報」と「香港経済日報」は本日(9月8日)の紙面で、金の価格が上昇することを暗示する記事を載せていた。
「信報」は、「中国は米ドル(の下落)を憂慮 金価格の大幅下落は難しい」との見出しで、市場では金価格が再び1000ドルを突破するか関心が高まっていると伝えた。その中で、中国全人代の前副常務委員の成思危氏がイタリアで行われたフォーラムの中で、「中国は外貨の分散投資のほかに、黄金もまた外貨貯蓄の選択のひとつである。ただし、もし、中国が金を買い始めたら、金価格はたちまち上昇してしまうから、中国政府は最新の注意を払っていくことが大切だ――」という内容を述べたという英国紙「デイリー・テレグラフ」の記事を引用し、中国ではすでに米ドルへの信頼が失墜しており、今後、金価格が下落したときに金を購入していくことを示唆していると報じている。
一方、「経済日報」は、「金価格上昇、1000ドルに向かって突き進む=中国は備蓄増加 年末には1200ドルも=」といった見出しで、あるアナリストの分析を紹介。米ドルが他の通貨に対して弱含みで推移していることから、投資資金が金に移ることとや、中国が金の備蓄量を増やすことを理由に挙げている。また、来年第1四半期には、再び世界を舞台に鉱山の買収活動が活発化する可能性もあると伝えている。
当面の焦点は、2008年3月17日に付けた最高値の1032.70ドルを抜けるかどうかだ。米ドルが弱くなれば金に資金が集中しやすくもなる。米国の貨幣政策を注視していく必要がある。
9月8日の金関連株の引値
紫金礦業(2899) :HK$7.74(7.8%高)
招金礦業(1818) :HK$14.28(12.3%高)
瑞金礦業(246) :HK$8.86(16.6%高)
金ETF(2840) :HK$766.00(1.3%高)
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