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中国6月の新規融資が1.53兆元に、市場予測上回るペースで金融引き締め懸念も

中国 経済・産業ニュース

中国人民銀行(中央銀行)は8日、09年6月の人民元建て新規融資が市場予想を上回る1兆5304億元(約21兆円)だったことを明らかにした。市場では急激な融資の増加によって不良債権が膨らむのではないかとの懸念が指摘されており、当局が08年秋以降の金融緩和の姿勢を転換し、引き締めに乗り出すのではないかとの見方も出ている。第一財経日報は専門家の見方として09年通年の新規融資額が10―12兆元規模になるとの予測を伝えた。1―6月の累計は7兆4000億元だった。

 

中国の新規融資は3月に1兆8900億元の単月過去最高を記録した後、4月は5918億元、5月は6645億元と2カ月連続で1兆元を下回っていた。6月に再び大幅増に転じた理由については、不動産市況の回復や政府主導による景気対策の公共建設投資の着工増などが挙げられる。ただ、6月が四半期決算月に当たるため、業績を良く見せようと銀行が駆け込み融資を行った、との指摘もある。

 

一方で、人民銀はこのほど1年物中央銀行手形の入札を再開するなど、市場資金の吸収を進めており、金融政策を微調整しているのではないかとの憶測も出ている。人民銀は月ごとの新規融資統計を毎月10日過ぎに発表しているが、今回はこれを前に速報値として概要を発表した。金融引き締めをめぐる憶測が乱れ飛び、市場が混乱することを防ぐための措置ではないかとみられる。 【 中国 経済・産業 のページへ 】

 

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